五輪の日程はただ競技を消化すればいいわけではない…みどころ分散の旧計画を踏襲

引用元:スポーツ報知
五輪の日程はただ競技を消化すればいいわけではない…みどころ分散の旧計画を踏襲

 新型コロナウイルスの影響で来夏に1年延期となった東京五輪の新たな競技日程が17日、発表された。会場とともに、旧計画をほぼ維持した形で1日前倒しされた。来年7月23日午後8時から開会式を行い、17日間で開催する。

 五輪の日程はただ競技を消化すればいいわけではない。17日間の中でヤマ場もつくり、さらに見どころをバランスよく分散させる必要がある。昨年4月に発表された旧計画を踏襲したスケジュールは、大会初日、最終日以外は連日20種目前後の決勝を実施し、切れ目がない。

 金メダル1号が有力なのは、7月24日夜に行われる柔道男子60キロ級で、リオ銅の高藤直寿(パーク24)が出陣する。翌25日は女子52キロ級に阿部詩(日体大)が登場。男子66キロ級では兄・一二三(パーク24)が丸山城志郎(ミキハウス)との最終決戦を残すが、兄妹金メダルのドラマが起きる可能性がある。競泳も25日は要注目。男女400メートル個人メドレー決勝で、リオ銅の瀬戸大也(ANA)が悲願の金を狙う。

 31日のスーパーサタデーには大坂なおみ(日清食品)のテニス女子シングルス決勝。8月1日のゴールデンサンデーには日本勢がファイナリストを狙う陸上男子100メートルがある。2日は苦難を乗り越えてきたバドミントン・桃田賢斗(NTT東日本)が男子シングルスで金メダルを狙う。

 大会終盤でゴールドラッシュの期待がかかるのは5日。レスリング女子57キロ級の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)、スポーツクライミング男子の楢崎智亜(TEAM au)ら金メダル候補が続々登場する。報知新聞社