奥原、プロ転向後初の全日本総合バド 4年ぶりタイトルへ「覚悟」

引用元:産経新聞
奥原、プロ転向後初の全日本総合バド 4年ぶりタイトルへ「覚悟」

 バドミントン選手としては異例のプロ転向してから約1年。普段は日本代表を背負って戦う奥原は、所属の太陽ホールディングスのユニホームを身にまとってコートに立った。「いつもの試合よりもそわそわしている感じ」。新鮮な気持ちを胸に、シャトルを追った。

 試合は、右膝のけがで棄権した2017年大会1回戦の相手と同じだった。「その時の分まで、ラリーできればと思っていた」と1ゲーム目を21-11、2ゲーム目も21-9と圧倒。「要所要所のラリーは、ぎりぎりの球もあり、その中で自分の動きは崩れなかったので、手応えとして悪くないのかな」と汗をぬぐった。

 10月29日発表の世界ランキングで自身初の1位に躍り出るなど好調を維持する奥原だが、「この大会のチャンピオンこそが日本のエース」との思いで臨んでいる。

 今年1月にプロに転向してから初めて迎える全日本総合でもあり、「この1年間の覚悟や思いを感じ取ってもらいたい」。4年ぶりのタイトルへ、強い思いを結果で示す。(久保まりな)