リオ五輪銅の奥原、4年ぶりの女王奪回 大堀は初Vならず…

リオ五輪銅の奥原、4年ぶりの女王奪回 大堀は初Vならず…

 「バドミントン・全日本総合選手権」(1日、駒沢体育館)

 女子シングルス決勝で、リオデジャネイロ五輪銅メダリストの奥原希望(太陽ホールディングス)が、初優勝を狙った大堀彩(トナミ運輸)を2-0(22-20、21-4)で退け、4年ぶり3回目の優勝を飾った。

 第1ゲーム、出だしは大堀が主導権を握った。169センチの長身から繰り出す角度のあるショットで6-1とリードした。奥原はネット際へのヘアピンなどで6連続得点。一進一退の攻防が続き、大堀が19-17とリードしたところから、奥原の積極的な攻撃が功を奏し、22-20でものにした。

 第2ゲームに入ると、奥原の短いショットが決まり始めた。いきなり11連続得点を奪って流れを引き寄せると、12-1から6連続得点。21-4で圧倒した。奥原は「1ゲーム目に苦しみ、リードされたけど、『我慢、我慢』で私らしいプレーができた。2ゲーム目は緊張も取れた」と振り返っていた。