奥原希望が4大会ぶり3度目V 「日本のトップに立って来年を過ごせるのは大きな意味がある」

引用元:スポーツ報知
奥原希望が4大会ぶり3度目V 「日本のトップに立って来年を過ごせるのは大きな意味がある」

◆バドミントン 全日本総合選手権 最終日(1日、東京・駒沢体育館)

 女子シングルス決勝で、世界ランク3位の奥原希望(24)=太陽ホールディングス=は、初優勝を狙う大堀彩(23)=トナミ運輸=を22―20、21―4で下し、4大会ぶり3度目の優勝を飾った。

 2年連続の決勝の舞台。序盤は169センチの長身サウスポー・大堀の多彩な攻撃に苦戦し、ミスも出て1―6と大きくリードを許した。それでも、「出だし苦しい展開だったけど、昨日の試合のようにしぶとく私らしいプレーができた」と6連続得点で逆転し、雄たけび。中盤以降は強打に加え、四隅を丁寧につき相手のミスを誘い、得点を積み重ね、第1ゲームを奪取。第2ゲームは「気持ち改めて思い切りプレーできた」と、ドロップショットがさえわたり、出だしから11連続得点を奪って圧倒した。

 4大会ぶりの全日本総合制覇。「すごく意味のあるタイトル。日本のトップに立って、来年過ごせるのは大きな意味のあること。久々に取れてうれしい」と語った。

 今月中旬には年間成績上位8組だけが出場するツアーファイナル(11~15日、中国・広州)が控える。五輪選考レースのポイントが高く、重要な大会。前身のスーパーファイナルを日本人として初めて優勝した15年は、直前の全日本総合を制覇しており縁起もいい。「今回のタイトルを自信にファイナルへ臨めたら」。4年ぶりに日本一の称号を手にし、2度目のツアー最高峰の頂へ突き進む。 報知新聞社