桃田賢斗、“てっぺん越え”の激闘制し2連勝「もっとどっしり構えないと」 決勝トーナメントへ前進

引用元:スポーツ報知
桃田賢斗、“てっぺん越え”の激闘制し2連勝「もっとどっしり構えないと」 決勝トーナメントへ前進

◆バドミントン ワールドツアーファイナル 第2日(12日、中国・広州)

 1次リーグ第2戦が行われ、男子シングルスで世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)は、A・アントンセン(デンマーク)を2―1で下し、2連勝とした。

 深夜の激闘に終止符を打ち、桃田がほえた。フルゲーム、1時間半近い熱戦が終わったのは現地時間の深夜0時38分。桃田より前に組まれていた試合が長引いたため、試合開始が午後11時頃という異例の遅さだった。「朝は9時45分と遅めに起きて備えた。20時にホテルを出て、22時頃始まると思ったけど…。(時間が押して)焦って、余裕がなかった。しっかり準備して、もっとどっしり構えないといけない」。競技時間のずれ込みは桃田のせいではないが、自戒を込めるのも忘れなかった。

 アントンセンは、今夏の世界選手権決勝でも対戦。2ゲーム合計12点しか与えなかったが、今回は手こずった。「長身なのに器用。ワンテンポ早くてリズムが合わない。今日みたいに縦の風が吹いていて、風上、風下がある会場では苦しめられる」と舌を巻いたが、世界1位の貫禄で要所を締めて勝ちきった。

 1次リーグ2連勝とし、決勝トーナメント進出にも大きく近づいた。13日の最終戦へ「しっかり寝て準備したい。3勝して、いい流れで(準決勝に)いけるようにしたい」と切り替えていた。 報知新聞社