今季11勝達成の桃田「コツコツ積み上げた結果」 バドミントン・ワールドツアーファイナルVから凱旋帰国

引用元:スポーツ報知
今季11勝達成の桃田「コツコツ積み上げた結果」 バドミントン・ワールドツアーファイナルVから凱旋帰国

 15日に閉幕したバドミントンのワールドツアーファイナルを終えた日本代表が16日、成田空港に帰国。男子シングルス4年ぶり優勝を果たした桃田賢斗(25)=NTT東日本=は「ハードなスケジュールだったけど、世界トップ8の選手が出ている中で、しっかり5試合勝ち抜けたのは自信になった」と充実した表情で語った。また、10年シーズンのリー・チョンウェイ(10勝)を上回り歴代最多の今季国際大会11度目Vを遂げたことについては「1つ1つの試合に対し、コツコツ積み上げた結果。記録としては彼の10勝を超えることはできたけど、レジェンドにはまだまだ程遠い」と冷静に話した。

 2019年は前年に世界ランク1位に立って迎えたが「今までイメージしていた世界ランク1位…絶対王者とは程遠くて一時期、自信がなくなった」と重圧による苦しみも味わった。だが、109回目開催の伝統のある全英オープン(3月)で日本勢の男子シングルスで初制覇を遂げて以降は「もがきながら結果を出せたので、今は堂々とプレーできている。自分の成長を感じられた1年」としみじみ振り返った。

 来年は東京五輪イヤーとなる。ワールドツアーファイナル前に五輪出場権をつかんだ。「出場権も獲得できたけど、先を見ずに目の前のことをコツコツとやっていきたい。来年は『攻』です。今年に引き続き、攻撃面を高めたい。今年は『スピード』をテーマにしてきたが、まだまだでした。来年はもっと上を目指したい。もっと速く、もっと前に」と意欲的に話した。 報知新聞社