背水のタカマツ、白星発進 五輪へ負けられない戦い―全英バドミントン

引用元:時事通信
背水のタカマツ、白星発進 五輪へ負けられない戦い―全英バドミントン

 東京五輪代表入りへ瀬戸際に立たされている女子ダブルスの高橋、松友組が、順当に1回戦を突破した。格下のスウェーデンのペアに対し、2ゲームとも21―13と圧倒。高橋は「相手がしっかり見えて攻撃することができた」と納得した様子だった。

 高橋は昨年12月の国内リーグで脚を負傷し、3カ月近くたった今も「まだ万全ではない」という状態。強打に頼らず、コートを広く使った配球で危なげなく勝った。「毎年、全英オープンに参加できるのはとてもうれしいこと」と松友は言う。伝統を誇る大会で4年ぶりの優勝に向け、まず一歩を踏み出した。

 五輪代表争いでは福島、広田組と永原、松本組に離された3番手。逆転で代表の2枠入りを目指すには五輪レースが終わる4月末までの大会で好成績を挙げ続けるしかない。「最初にもうちょっとポイントを取っていればというのはあった」と悔いも口にした高橋だが、「一つでも多く勝っていけたら、多分納得して終われるんじゃないかな」。覚悟を決めて、今後の負けられない戦いに挑む。