バドミントン、五輪選考試合を延期 日本は遠征取りやめ

バドミントン、五輪選考試合を延期 日本は遠征取りやめ

 世界バドミントン連盟は13日、4月末までの東京オリンピック(五輪)の選考レースを中断すると発表した。現在、バーミンガムで開催中の全英オープン終了後、4月12日までの国際ツアー大会の延期が決定。海外を転戦する予定だった日本代表も急きょ、帰国する方針を決めた。

 「しょうがないですよね。ほかの競技団体も全部やめているので」

 取材に応じた日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は心境を明かした。

 4月末まで、残り1カ月半だった五輪選考レース。日本代表は国際大会で獲得したポイントによる東京五輪出場争いのうえで重要な大会だったインドOP、マレーシアOP、シンガポールOPの3大会に出場予定だったが、いずれも延期になった。入国制限を回避するため、日本に帰国せず、海外で生活する予定だったが、その宿泊先もキャンセルするなど対応に追われている。 朝日新聞社