タカマツ4強V宣言!五輪レース「最後になるかも」

引用元:日刊スポーツ

<バドミントン:全英オープン>◇13日(日本時間14日)◇英バーミンガム◇女子ダブルス準々決勝ほか

16年リオ五輪金の女子ダブルス高橋礼華(29)、松友美佐紀(28=日本ユニシス)組が世界ランキング1位の陳清晨、賈一凡組(中国)に2-1で勝ち、4強に進出した。14日の準決勝は韓国ペアを下した福島由紀(26)、広田彩花組(25=アメリカンベイプ岐阜)との日本勢対決となった。

第2ゲーム20-19から3連続失点で失い、最終ゲームに持ち込まれたが、気持ちを切り替え、流れを渡さなかった。第3ゲームは13-12から8連続得点で勝利。松友は「久しぶりにいい試合ができた」と納得の表情を見せた。

今大会の結果次第では東京五輪出場が断たれる可能性もあったが持ちこたえた。だが試合会場到着後、新型コロナウイルス感染拡大を受け、今後約1カ月間、ワールドツアーが中断になることを知った。

高橋礼は「熱くなった。この試合が(五輪出場を争う)レースの最後になるかもしれないから、優勝して終わりたいなと本当に強く思うことができた」と気持ちをプレーにぶつけた。

16年のこの大会で優勝。その後のリオ五輪金メダルへはずみをつけた。準々決勝は五輪レースで日本人トップのフクヒロペアと対戦。厳しい状況は依然変わらないが、高橋礼は「いろんな競技の大会が中止されている中で試合をしてもらえることはありがたい」と先のことは考えず、準決勝に勝つことだけに集中する。