日本の金に期待、車いすラグビー決勝は8月29日…全競技が今年予定の会場で

 2021年に延期された東京パラリンピックの競技日程、会場が3日、発表された。今夏なら8月25日開幕だった日程を五輪と同様に1日前倒しさせて曜日を合わせ、全競技が今年予定していた会場で開催される。

 開会式は21年8月24日午後8時から東京・国立競技場で行われ、競技は25日にスタート。日本の金メダルが期待される人気競技の車いすラグビー決勝は同29日で、新競技のバドミントンとテコンドーは9月から始まる。最終日の9月5日はマラソンなどが予定され、閉会式は同日午後8時から国立競技場で行われる。

 大会は22競技539種目が実施される。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会では販売済みのチケットは来夏も有効とし、今年秋以降、希望者への払い戻しに応じる方針。組織委の中村英正・大会開催統括は記者会見で「アスリートにとって、競技日程が固まるのは大きなステップ。安全安心な大会への準備を進めていきたい」と話した。