桃田賢斗「金メダルを獲りにいく」 会見で語った五輪への思い「今は練習がすごく楽しい」

引用元:THE ANSWER
桃田賢斗「金メダルを獲りにいく」 会見で語った五輪への思い「今は練習がすごく楽しい」

 バドミントン日本代表で男子シングルス世界ランク位1位の桃田賢斗(NTT東日本)が6日、都内で記者会見に臨んだ。1月の交通事故後、初めて公の場に出た桃田は「1月に交通事故に遭い、手術を経て、先日、チームの練習に合流できました。まず、事故でお亡くなりになられた運転手のご冥福をお祈りします。復帰にあたって、たくさんのサポートや激励の言葉をいただいた皆さんに感謝の言葉を伝えたくて、このような場を設けさせていただきました」とあいさつ。事故時の状況や、手術、復帰後の状態などについて話した。

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 桃田は、1月のマレーシアマスターズで優勝後、帰国するために現地の空港へ向かっていたが、途中で交通事故に見舞われた。当初は軽傷と伝えられ、3月11日開幕の全英オープンでの復帰を見込んでいたが、2月4日に始まった日本代表合宿に参加した際に目の不調を訴えて検査を受けたところ、右目の眼窩(がんか)底骨折が発覚。手術を行い、全治3か月で復帰は先延ばしとなったが、2月29日に所属チームの練習に復帰した。

 最も気になる、現在の状況について、桃田は「トレーニングの許可が出たので、トレーナーさんにケアをしてもらいながら、練習に取り組めている。充実感があり、動きのキレも少しずつ戻っている感覚がある。試合練習は、まだできない状態で、少しずつ(強度を)上げていって無理のない程度にやっている段階だけど、感覚は今まで通り、納得できる精度で打てているので、そこに対しての焦りはない。コートに戻るときには、まだ二重に見えて羽根を打てないのではないか、まだ治っていないのではないかという怖さもありましたが、今はもうしっかりと見えているので、練習がすごく楽しいですし、もっと上手くなりたいという純粋な気持ちで練習に取り組めています」と話した。

 手術前は眼球を動かすと物が二重に見える症状が出ていたというが、手術後は眼球を動かすトレーニングなどでリハビリを進めている。会見では、入室時からリラックスした表情を見せ、時折笑顔を見せるなど、終始落ち着いていた。「コートに立つとどうしても動きたくなってしまうので、少しでも制御するのが課題」と話すなど、元気な印象を与えた。