バドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(25=NTT東日本)が6日、都内で記者会見を開いた。
1月マレーシアでの交通事故後、同15日に成田空港に帰国して以来、約2カ月ぶりに公の場に姿を見せ、事故当時の様子から現在までの生活を赤裸々に語った。桃田の一問一答は以下の通り
-事故当時の状況
桃田 朝4時半出発でバスで寝ていた。衝撃で目が覚めたが、何が起きたか分からなくて混乱していたので感情は覚えていない。取り乱すことはなかったが、ずっとグッタリした状態だった。
-手術前まで目の違和感はあったのか
桃田 事故の次の日も二重に見える時があったが、時間が経てば視野がはっきりしてきた。練習を再開したときに二重に見えたので再検査をしてもらった。
-東京への思いは
桃田 まずは目の前のことを1つ1つこなしていきたいと思いもあるが、今回の経験もあって、今までは延長線上だった東京五輪で金メダルを狙っていきたいと思うようになった。
-東京五輪に戻れるか不安はあったか
桃田 あった。手術か保存治療かも迷った。いろんな方のサポートもあったので、また手術してコートに戻りたいと思った。
-高校生の選抜大会がなくなったが
桃田 同じ高校生の仲間と一緒に過ごせる期間は限られている。1試合なくなるのは辛いが、腐らずにバドミントンが好きという気持ちを感じて切磋琢磨して踏ん張って欲しい。
-全英オープン(11日開幕)で他の選手の試合を見るのか
桃田 他の選手は気になる。どんな試合をするのか。できる限り見たい。
-どんな桃田賢斗になって戻ってくるか
桃田 すごい経験をしたことで伝えられることもあるし、それなりの責任もある。しっかり受け止めて力に変えてスケールの大きな選手になりたい。
桃田賢斗「力に変えスケール大きな選手に」一問一答
引用元:日刊スポーツ