Vフクヒロらバドミントン代表が全英OPから帰国

引用元:日刊スポーツ
Vフクヒロらバドミントン代表が全英OPから帰国

バドミントン全英オープン(OP)を戦い終えた日本代表選手団が17日、羽田空港に帰国した。新型コロナウルイスによる感性拡大影響のため、当初はマレーシアやシンガポールで合宿を行いながら大会に参戦する予定だったが、大会中に世界連盟(BWF)から4月12日までの中断が発表され、急きょ帰国することとなった。取材に応じた日本代表朴監督は「直前のドイツOPも中止になるなど、いろいろスケジュールが変更になって調整も難しい中、男女ダブルスが優勝できて良かった」と振り返った。

今後の大会が中断となり、4月末までの五輪選考レースも再考される。現地でBWFの理事と話をしたという日本協会の銭谷専務理事は「1週間程度で今後の方針について連絡が来ると思う」と話した。考えられる選考パターンは、従来の4月末までと、6月に行われるインドネシアOPまで選考ポイントに加算する2パターン。前者の場合、大会は現時点でアジア選手権(フィリピン)のみ。これも中止となる可能性もあり、銭谷氏は「(全英OPで最後の可能性も)あると思う」と話した。

従来通り4月末までとなれば、現時点で日本人3番手で16年リオ五輪女子ダブルス金メダルの高橋、松友組の五輪出場も断たれることとなる。全英OPでは準決勝で福島、広田組に敗れた。敗戦後は「今後についてはゆっくり考えたい」と話していたタカマツペア。BWFの決定が2人の今後を大きく左右する。

日本代表は3日間の自宅待機の後、休養を取りながら、所属チームで調整する。代表コーチも各選手の練習を訪れ、指導などを行うという。代表合宿はアジア選手権(4月19日~27日)に向け、来月12日から東京・北区のナショナルトレーニングセンターで行う予定。現在所属のNTT東日本で調整を続ける男子シングルスの桃田も参加予定。5月以降も中止の可能性も示唆した銭谷氏は「できるだけ早く情報を集めて対応したい」と話した。