福島「壁一つ越えた」 広田「しっかり準備」 バドミントン全英V代表帰国

引用元:毎日新聞
福島「壁一つ越えた」 広田「しっかり準備」 バドミントン全英V代表帰国

 バドミントン全英オープンで、ともに初優勝した女子ダブルスの福島由紀、広田彩花組(アメリカンベイプ岐阜)と、男子ダブルスの遠藤大由、渡辺勇大組(日本ユニシス)が17日に帰国し、羽田空港で取材に応じた。

 福島、広田組はこれまでの世界選手権は3年連続で準優勝、2年前の全英オープンも2位だった。福島は「壁を一つ乗り越えられてうれしい」と喜びを語った。

 遠藤、渡辺組は全英オープンの男子ダブルスで日本勢初の優勝。遠藤は「本当に勝ちたい大会だったのでうれしい」と話した。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、世界連盟は今大会後から4月12日までワールドツアーの中断を決定。東京オリンピック出場争いに関する措置については後日発表予定だが、福島、広田組は五輪出場が濃厚だ。広田は「次の試合がどういう状況になるかまだわからないが、やるべきことは変わらないのでしっかり2人で準備していきたい」と話した。

 世界中で多くのイベントが中止や延期になる中、全英オープンは最後まで観客を入れて行われた。渡辺は「やっぱり声援を受けることでモチベーションが上がったり、パフォーマンスを発揮できたりする。非常にプラスだった」と振り返った。【円谷美晶】