青森山田・大竹、高橋ペア、10年ぶり高校生8強 次戦「憧れ」フクヒロと対戦

引用元:スポーツ報知
青森山田・大竹、高橋ペア、10年ぶり高校生8強 次戦「憧れ」フクヒロと対戦

◆バドミントン 全日本総合選手権 第3日 ▽女子ダブルス2回戦 大竹望月、高橋美優2―0重田美空、中村麻裕(28日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)

 各種目の2回戦が行われ、女子ダブルスでも大竹望月、高橋美優(青森山田高)が重田美空(22)、中村麻裕(24)=ACT SAIKYO=をストレートで破り、高校生で同種目10年ぶりの準々決勝進出。高橋はシングルスでは大堀彩(23)=トナミ運輸=に0―2で敗れた。

 高校女王ペアの実力は本物だった。初戦と同じ、S/JリーグのACT SAIKYO所属ペアを相手に、大竹のチャンスメークから高橋が決める“必勝パターン”で得点を重ね、ストレートで勝利。高校生での女子ダブルス8強入りは2009年の高橋沙也加、古西佳那子(富山・高岡商)以来、実に10年ぶりの快挙だ。大竹は「朝起きた時点で緊張していたんですけど、いつもより多くアップをしたおかげで体がほぐれ、いい状態でプレーできた」と笑顔で振り返った。

 高橋は続くシングルスでは大堀にストレートで敗れたが、昨年は9―21、5―21と完敗した相手に中盤までリードするなど見せ場たっぷりの内容。最後は突き放されたが「昨年は長いラリーで足が止まってしまったけど、今年は戦えた感じはします」と前を向いた。

 ダブルスでは大会前、2人で立てた「8強」の目標を叶えた。続く準々決勝では世界ランク2位の福島由紀(26)、広田彩花(25)組=アメリカンベイプ岐阜=と対戦する。福島は青森山田高の先輩で2人にとっても「憧れ」の存在だ。3年生の大竹は「これが山田での最後の大会。勝ち負けより思いきり楽しんでやりたい」と誓うと、高橋も「いつか戦いたかった先輩と試合ができる。本当に楽しみ」と笑顔。国内最強の女王ペアに積み上げてきたすべてをぶつける。 報知新聞社