タカマツ、ナガマツに屈し4強敗退…来季は東京五輪切符へ正念場

引用元:スポーツ報知
タカマツ、ナガマツに屈し4強敗退…来季は東京五輪切符へ正念場

◆バドミントン 全日本総合選手権 第5日(30日、東京・駒沢体育館)

 女子ダブルス準決勝で、16年リオ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀(日本ユニシス)組が、18~19年世界選手権2連覇の永原和可那、松本麻佑(北都銀行)組に11―21、20―22で敗れた。

 第1ゲームは、序盤からナガマツの強打に押され、ミスも出た。4―7からは、チャレンジで冷静に判定を覆される場面もあり、11―21で先取された。第2ゲームは粘り強いレシーブでミスを誘い、11―8とリードして優位に進めたが、終盤にミスが出て競り負けた。

 最大2枠の20年東京五輪出場争いは、激戦となっている。ポイントレースでは、福島由紀、広田彩花(アメリカンベイプ岐阜)組が日本勢トップの1位(8万5602点)、ナガマツが二番手の3位(7万8693点)で続く。三番手の6位(7万1772点)につけるタカマツは、現状で五輪出場圏外。来年4月末までのレース期間で、2位以上に食い込む必要がある。今大会の結果は直接関係しないが、最大のライバルに敗れて弾みの日本一を逃したことは悔やまれる。

 日本代表の朴柱奉監督はタカマツペアの現状について「ポイント的にはピンチだと思う。残り来年1月から4月のレースで、優勝が何回かないと心配になる。(準優勝した11月の)韓国マスターズは久しぶりにいい試合ができた。ターニングポイントにできれば、1月からラストチャンスのレースができると思う」と期待を込めた。2連覇に挑む東京五輪へ、正念場の大会が続いていく。 報知新聞社