遠藤、渡辺組、世界1位撃破で2年連続で決勝へ「先に折れないことを意識した」

引用元:スポーツ報知
遠藤、渡辺組、世界1位撃破で2年連続で決勝へ「先に折れないことを意識した」

 ◆バドミントン ワールドツアーファイナル 第4日(14日、中国・広州)

 男子ダブルス準決勝で、世界ランク6位の遠藤大由、渡辺勇大(日本ユニシス)組が、世界1位のギデオン、スカムルヨ(インドネシア)組を21―11、15―21、21―10で下し、2年連続の決勝進出を決めた。今大会の日本勢では、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)に続き、2種目目の決勝進出となった。

 第1ゲームは丁寧に低い球を返し、相手の持ち味を出させず先取。第2ゲームこそ奪われたが、第3ゲームは前半で11―4と突き放し、流れを渡さなかった。遠藤は「相手の方が全てにおいて上。(1次リーグに続き)またやれる、という楽しみな気持ちでやった」。渡辺も「先に(気持ちが)折れないことを意識してやった」と胸を張った。

 16年リオ五輪で、早川賢一氏(現・日本ユニシスコーチ)と組んで8強入りした遠藤の経験に、渡辺の優れた身体能力が融合して躍進している。遠藤は「一番は僕が打つところを分かっているから、(相手からの返球に対する)準備ができている。あっ、やべっ、と思っていたところに、勇大が準備してくれている。ダブルスで一番大事なところ」。渡辺も「僕自身もレベルアップして、(ペアとしての)完成度も上がっている」と自信をにじませた。

 20年東京五輪出場争いの上でも、世界選手権に次いで格付けの高い今大会の決勝進出は追い風。昨年を上回る初Vへ、あと一戦に全力を込めるだけだ。 報知新聞社