今年1月のマレーシア遠征中の交通事故で負傷したバドミントンの男子世界ランク1位の桃田賢斗(25)=NTT東日本=が6日、都内で記者会見し、事故後、初めて取材に応じた。桃田の一問一答は以下の通り。
【写真】会見前に体温チェックする報道陣
「まずはお亡くなりになられた運転手の方にご冥福をお祈りします。復帰するにあたってたくさんのサポート、激励をくれた皆さんに感謝の言葉を伝えたくてこのような場を設けてもらいました」
―事故当時の状況は。
「その時は、朝4時半出発ですごく眠くて、バスの中で寝ていたんですけど、衝撃で起きて、何が起きたのか分からない状況でした。けがをして動けなかったけど、たくさんの方にサポートしてもらって、安静にできる場所に連れて行ってもらったので、特に焦って取り乱すとかではなく、ずっとぐったりした状態だったと思う」
―練習復帰後、シャトルが二重に見えていたようだが。
桃田「事故に遭って次の日も二重に見える時があったけど、時間がたてばたつほど視野がはっきりしてきたので大丈夫だろうと思っていたが、練習を再開したらずっと二重に見えるなというのがあったので、再検査してもらいました」
―リハビリは?
「再検査もしっかり受けて、許可も出たので、いきなりハイペースではできないけど、少しずつケアしてもらいながら練習に取り組めて充実感もある。体のキレも、少しずつ戻っている」
―復帰に向けて。
「試合のスケジュールはまだ未定というか、そこも色々な方と相談し合いながら決めていきたい。今後の課題はコートに立つとどうしても動きたくなるので、少しでもセーブできるようにするのが課題だと思います」
※〈2〉に続く 報知新聞社
桃田「バスの中で寝ていて、衝撃で起きた」…記者会見一問一答〈1〉
引用元:スポーツ報知