バドミントン代表がコロナの影響で長期となった遠征に出発 奥原希望「何とかなる精神で」

引用元:スポーツ報知
バドミントン代表がコロナの影響で長期となった遠征に出発 奥原希望「何とかなる精神で」

 バドミントン日本代表が8日、羽田空港発の航空機で全英オープン(11~15日、英バーミンガム)などの海外遠征に出発した。新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響で、日本協会は今週開幕の全英から4月下旬のアジア選手権(マニラ)終了まで、代表選手を帰国させず、海外で調整をして大会に出場させることを決定。アジア選手権終了後の世界ランクで東京五輪出場が決まる大事な時期だけに、女子シングルスの奥原希望(24)=太陽ホールディングス=は「準備がすごく難しかった。まずは全英にフォーカスして『なんとかなる精神』で、どんな状況でも対応したい」と語った。

 日本代表は全英後、英国内で1週間ほど合宿し、インドオープン(24~29日、ニューデリー)に出場する選手はインド入り、それ以外の選手はマレーシアで調整する。マレーシアオープン(31~4月5日)からはマレーシアを拠点として大会に出場する予定となっている。全英オープンは開催の方向で協議を進めているが、9日に開催方法を再度検討する予定。ほかの大会も中止などの可能性がある状況下だが「状況は毎日変わる中、選手は大事な大会で結果を残せるようにさせたい」と朴柱奉ヘッドコーチ(55)。選手には毎日の検温を徹底させ、体調管理には特に注意させていることを明かした。

 また朴ヘッドコーチは、今回の遠征には帯同しない男子シングルスの桃田賢斗(25)=NTT東日本=とは7日に電話で話したといい「ステップバイステップで練習してほしい。遠征中もコミュニケーションは取ろうと話しました」と語った。 報知新聞社