引用元:デイリースポーツ
オリックスの張奕投手(26)が母国・台湾で「健康與體育(=保健体育)」の教科書(康軒文教集団)に起用されることが18日、分かった。
2020年度(9月開始)の中学2年前学期の表紙。昨年11月に台湾代表として参加したプレミア12の投球写真が採用された。無名の選手から同大会で2勝を挙げ、最優秀先発投手、最優秀防御率、最高勝率投手の投手三冠に輝いた活躍が掲載のきっかけとなった。
台湾では母国のスター選手が教科書に起用されることはある。過去に女子バドミントンで世界ランキング1位の戴資穎(タイ・ツーイン)が取り上げられたこともあった。
張奕は「話をいただいたときは教科書のどこかに少し載るだけだと思いました。文章だけではなく、まさか表紙になるとはビックリしました」と話した。
張奕はプロ4年目。2016年に日本経済大から外野手として育成1位で指名されオリックスに入団。18年途中に投手転向。昨季5月に支配下選手登録され、8月にプロ初勝利を挙げた。
今季は先発ローテ入りが期待されるが、キャンプ中に右肘の違和感を訴え離脱。現在はリハビリ中。ノースローの期間もあったが、9日にネットスローを再開。6月以降となる開幕に向けて戦列復帰を目指している。