バドミントン協会、トップ選手から得る賞金の10%は「正当な使い方をしている」 ジュニアの指導や強化資金などに活用と説明

引用元:スポーツ報知
バドミントン協会、トップ選手から得る賞金の10%は「正当な使い方をしている」 ジュニアの指導や強化資金などに活用と説明

 日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事は30日、都内で行われた理事会後に取材に応じ、日本代表選手が海外ツアーで獲得した賞金の10%を協会に納めるルールについて「公益財団法人として監査も受けていて、正当な使い方をしている。一部はジュニアの指導の強化資金にもあてがっている」と述べた。

 活躍著しいトップ選手の賞金は、男子シングルスのエース・桃田賢斗(NTT東日本)が、年間で5000万円を超える額を獲得。全選手の10%分を合計すると、数千万円規模になるとみられる。日本協会が公式ホームページ上で公表している2018年度の財務諸表によれば、国際大会派遣費と次世代ターゲット育成費に、それぞれ約4800万円を支出。競技力向上費には、約7億5700万円を支出したとしている。

 “10%ルール”を巡っては、女子シングルスの奥原希望(太陽ホールディングス)が、今月中旬に自身のツイッターで「そろそろその使い道を選手は知る権利があるのでは? また上限を決めてもいいのではないでしょうか?」と提起していた。銭谷専務理事は「具体的な数字を言って丁寧に説明しようと思っていた。(6月に再開予定の)合宿などでも、(選手へ)丁寧な説明をしていこうと思う」とした。 報知新聞社