桃田賢斗、明るく「五輪で金狙う」…事故後初めて記者会見

 遠征先のマレーシアで交通事故に遭って右目の眼窩底(がんかてい)を骨折し、手術を経て練習を再開したバドミントン男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(25)(NTT東日本)が6日、東京都内で記者会見し、「体のキレも少しずつ戻ってきている感覚がある。いろんな方に応援してもらい、激励の言葉ももらって、東京五輪で金メダルを狙っていきたいと思った」と明るい表情で語った。

 1月の事故後、桃田が公の場で話すのは初めて。骨折が判明した際など「心が折れそうな時もあった」と明かしたうえで、シャトルが二重に見えたという目の状態については「(眼球を意識して動かす)リハビリもして少しずつ良くなってきている。これだけ長くバドミントンから離れたことはなかったので、今はすごく羽根を打つのが楽しいし、充実した練習ができている」と話した。実戦復帰の時期は未定で、「今まで以上に強くなって戻るためにも、今は焦らずじっくり頑張っていきたい」と述べた。