バドミントン桃田、実戦は「まだできない状態」

引用元:スポーツ報知
バドミントン桃田、実戦は「まだできない状態」

 今年1月のマレーシア遠征中の交通事故で負傷し、2月に右眼窩(がんか)底骨折の手術を受けたバドミントンの男子世界ランク1位の桃田賢斗(25)=NTT東日本=は、都内での記者会見で復帰戦についても方向性を示した。

【写真】会見前に体温チェックを受ける報道陣

 実戦ができるかどうかについて「正直、試合ができる状態まで戻っていない」と説明し、実戦復帰に向けて、「やらなければいけないことはたくさんある。先は長いけど、焦らず、取り組んでいくことと、今まで以上に手厚いサポートをしてくれる周りの方々への感謝の気持ちは忘れずに、いつかコートに戻って、コートの中で自分を表現して恩返しできるように、一日一日無駄にせず取り組んでいければと思う」と話した。

 目指す東京五輪での金メダル獲得には向けては「正直この時期に試合に出られないのは致命的だし、もしかしたら、前みたいにプレーすることはできないかもしれない」と不安も口にした。しかし「でも感覚はいままで通り。納得できる精度で羽根は打ててる。そこに対して、焦りはない。少しずつ上げていくことになるが、いまは無理のない程度にというトレーニングしかできていない」と前を向いた。 報知新聞社