ナガマツ、ライバルに快勝 好機待ち攻め急がず―全日本バドミントン

引用元:時事通信
ナガマツ、ライバルに快勝 好機待ち攻め急がず―全日本バドミントン

 東京五輪代表入りを争うペアの対戦は、攻撃力で勝る永原、松本組が制した。第2ゲームを逆転で奪って高橋、松友組にストレート勝ち。「タカマツペアを目指してやってきたので、勝てたのはうれしい」と永原。初の決勝進出を決め、飛び跳ねて喜びを表した。

 相手が配球を散らし、長いラリーの応酬となっても攻め急がなかった。好機が訪れるまで我慢して自慢の強打を見舞った。第1ゲームは14―11からの7連続得点で奪取。第2ゲームでは一時5点差をつけられたが、「自分たちの力を出し切ることを考えた」(永原)と焦りはなかった。

 粘っていると逆に決め急いだ相手がミスを連発。ゲームポイントは握られたものの強気の攻めで打開。18―20からの4連続得点で物にした。

 五輪代表選考のポイントに関係ない大会とはいえ、今後を見据えて松本は「(五輪)レースが混戦の中、勝てたのは自信につながる。すごく大きな1勝」と意義を強調した。全日本女王の座まであと一つ。「あしたも自分たちのプレーを」と誓い、頂点へ意欲を見せた。